
伝える 2008.09.03
1年ぶりぐらいにホームページ作りの仕事をやった。撮影・デザイン・レイアウト・文章・コーディングと全部俺1人でやるわけだけど、毎度毎度大変な作業。商品のパンフレット作るならね、まだ楽チン。伝える範囲が狭いので。これが会社全体となると、会社丸ごと網羅しつつ、会社の"有り様"を表現しなければならないわけで。例えれば、楽曲を作るのに似てる。音楽に経験の無い人間でも結構簡単にワンフレーズ(らしきもの)なんて思いつくもの。でも1つの曲に仕上げようと思えば、大雑把に言うとキー、スケール、拍子などを決め、コード進行を決め、リズムを決め、メロディラインを決めて行く。その後メロディを決め、切れ込み(変調・拍子変え・リズム変え)、入れ込み(調子を整えるためにアクセント的に音を入れる)を行って伴奏を決めて・・・と、これがロジカルな曲作りの方法だろうと思うけれど(習ったこと無いので正しいか知らんよ?)、この通りにやらなくてもよい。しかし、ちゃんとやらないとボロだらけになる。人によって曲の作り方は様々だし、オレの場合は出来上がったメロディやキーとなるフレーズ(コンセプト)ががおおよそ頭の中で鳴っていて、逆説的に物事が決まっていくパターンなもので時間がかかってしょうがない(全てが全て帳尻合わせとも言う)。特に夢一杯胸一杯の場合、ほんと大変。
脱線してもうた。要するにホムペを作る際には、対象となる会社をざっと見て有り様を掴み、頭の中でガッサーと大方の完成形が展開されて、そこから細部が決まっていく。会社にも会社に関わる人達全てにとって理解できる形で、かつ、少々の未来予想図を被せて魅せて。
で、、、会社の有り様を表現するにもかかわらず、もはや創作に近い作業なんだよね。創作ってパワー要りますよ。で、その創作の源泉って一体何か?といえば、実はHeart beatなんですねえ。はい。「鼓動」ね。そして作り上げるものは表現するものは「胎動」とでも言いましょうか。「鼓動」が無ければ何も作れないねえオレの場合。伝わらないもん、どうしても。インターネット黎明期から山ほどホムペは手がけてきたけれど、ここんとこ限られたところにしか作ってこなかった。年々減る一方。心停止状態で戻ってこないところに何やったって遺体を痛めるだけ。戻ってくるならAEDみたいな作用も、デザイナーの仕事ですからねえ。今回のお客さん、新規のお客さんだったけど、ほんとに久しぶりでした。久しぶりにドクドク言ってるお客さんでした。
伝えるコトモノ無くてもいいのよ。伝わるって「粒」だし「波」だから。伝えるって「圧(内圧)」だから。それらを「線」で繋ぐことはある種容易い。でも要素が無ければムリだし。いま世間にあるホムペ? どっかで聴いたことのあるような「曲」達ですねえ。使い捨てのjunkな感じ。鼓動ってのは命の源泉で、意志なわけ。それが無いのに絶対伝わらないよねえ。逆にそれさえあれば何とかなるわけで。エイトで心の臓が動いてりゃ何とかなるのよ。